国連人権理事会へ左翼NGOが。
急遽チラシ作成・配布し、表紙に「第二次大戦時における日本軍性奴隷制」と大きく書い
て、中味は、昨年のEU議会、カナダ議会、アメリカ議会の3つの決議です。国
際人権活動日本委員会JWCHRの名前で作成しました。
早くわれわれの陣営もこのような活動をしたいものです。
小生も参加しているFAVSに期待しています。
2008年3月11 日
前田 朗
花粉から逃げるために東京を脱出し、9日夜にジュネーヴに着いて、10日から
国連人権理事会に参加しています。
グランサコネの丘を下って、世界保健機関と国際労働機関の間を通り抜け、赤十
字国際委員会を通り過ぎると、国連欧州本部パレ・デ・ナシオンです。朝、プレ
ニーの受付で手続きをしましたが、NGOの登録ができていないといわれ、ばた
ばたしました。日本からちゃんと必要書類を送ってあるのに、国連の手続きはい
つもこの調子です。NGOリエゾンに電話すると、ゴメン、ゴメン、10分待っ
て。実際には30分も待たされて手続きが済んで、中に入れました。国連のセキ
ュリティが非効率的なのは当たり前かもしれませんが、いつもイライラさせられ
ます。
10日の人権理事会は「議題3 すべての人権の促進と保護」のうち、移住労働
者の権利問題です。もっとも、人権委員会の時と違って、私たちNGO一般メン
バーは本会議場に入れません。以前は1議題で50ほどのNGOが発言していた
ものですが、今は1議題で3つほどしか発言できません。となると、ジュネーヴ
に常駐している西欧の大きなNGOが発言を手にしやすいのが現実のようです。
10日の午後は、カナダ政府主催で「女性に対する暴力」のセミナーがありまし
た。あわてて、「日本軍性奴隷制」のチラシをつくってコピーし、配布してきま
した。メインスピーカーは、ヤキン・エルテュルク「女性に対する暴力特別報告
者」。ほかに、エリザベス・ケリー(ロンドンメトロポリタン大学)、シルビア
・ウオルビー(ランカスター大学)、クラウディア・ガルシア・モレノ(世界保
健機関)など。テーマは「女性に対する暴力の指標を発展させること、その定式
化のための方法論、特別報告者の報告書のフォローアップ」です。ポンチタ・コ
ンチタさんは例によって最前列に陣取っていました。
配ったチラシは、表紙に「第二次大戦時における日本軍性奴隷制」と大きく書い
て、中味は、昨年のEU議会、カナダ議会、アメリカ議会の3つの決議です。国
際人権活動日本委員会JWCHRの名前で作成しました。
2006年春の最後の人権委員会に出ましたが、その後、人権理事会になってか
らは来ていなかったので、人権理事会には初めての参加になります。人権委員会
から人権理事会に「格上げ」になって、NGOは本会議にあまり入れないように
なっているためか、受ける印象はかなり違います。NGOは2階席で、上から見
下ろしながらイヤホンで聞くことができますが、30席しかなく、午前中は満席
でした。以前のように本会議場に自由に入れた時とは随分違います。発言の時な
どは入れるようですが。
この時期は毎日小雨の降るジュネーヴ。8月のような青空と緑と花とさわやかな
風、というわけにはいきませんが、東京と違って、花粉がないし、のんびり過ご
せるのが何より。