老兵の独り言

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ブログ「台湾は日本の生命線!」 より永山先生のマガジン転載http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

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【論説】日本が知るべき台湾公民投票問題―米中共同管理体制下での重大な挫折

03/25記
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-329.html

■中国の「台湾独立予防外交」の勝利 

多くの日本人には意外だろうが、三月二十二日、中国で胡錦濤以下の対台湾工作指導グループが固唾を呑んで見守っていたのは台湾の総統選挙の結果よりも、それと同時に実施された国連加盟を巡る公民投票の行方だった。だからそれが不成立に終わったことで、おそらく彼らは勝利の美酒に酔ったことだろう。これで彼らの数ヶ月間にわたった一つの外交工作(米国や世界各国をして台湾の公民投票に妨害圧力をかけさせる)が成功を収めたからだ。

翌二十三日の台湾紙「聯合報」は次のように指摘する。

「内容が何であれ、台湾の公民投票こそが北京にとっては最大の悪夢だ。台湾の主体意識の増強で、公民投票への恐怖心は日増しに高まった。民進党、国民党の誰が当選して対抗してこようと、それ以上に懸念するのは、公民投票が民衆による台湾の前途決定の主要手段となることだった」

そしてこれからの中国の出方をこう予測する。

「北京は米国を通じて台湾に圧力をかける策略は奏功したと考えているだろう。そして米国との協力を強化して台湾海峡の危機を共同で管理することは、今後も重点策略として継続されるだろう」

「今回、北京の『予防外交』は一定の効果を上げた。今後は国際社会でさらに『一つの中国』の原則を宣伝し、台湾を押さえ付けて行くものと思われる。そして台湾も中国に帰属するものとして平和で安定した海峡両岸関係を進めて行くだろう」

今回の公民投票は、世界に台湾が中国とは無関係の主権国家であるとの認識を広め、中国の「一つの中国」の外交宣伝を根底から否定するほどの威力を持っていた。だからこそ中国はそれを何としてでも粉砕しようとした。だからと言って軍事演習による恫喝などでは自らに不利になるため、米国に反対の圧力をかけるよう要請した。かくして中国の軍事暴発を恐れる米国はそれに従い、台湾の民主主義(公民投票)にノーを突きつけてきた。もちろん日本も「予防外交」のコマとして中国に加担させられた。

これが台湾海峡の「米中共同管理」の実態である。そこでは台湾人の自由意思など、両国の意向次第でいくらでも制限される。投票直前の十九日、米国務省の報道官が念を押すかのように「公民投票は不必要」「台湾の国連加盟は無益」とまで批判しているが、それは台湾人には「台湾は主権国家だ」と叫ぶ自由はないとのメッセージだった。

米国は「台湾は防衛してやる。その代わりに大人しくしていろ」と言っているわけだが、これでは完全に中国側のペースだ。このままで推移すれば、やがて「主権国家だ」と言えない台湾は孤立感を深め、中国の恫喝に怯え、平和統一(無血併合)の交渉テーブルに着かざるを得なくなると言うのが中国の抱くシナリオである。

■中国の傀儡・国民党が公民投票を潰した

台湾の圧倒的多数が国連加盟を望む中、なぜ公民投票は成立しなかったのか。中国政府は「台湾独立は民心を得られなかった結果だ」と言っているが、そのような次元の問題ではない。日本人には想像しにくいことだが、主要原因は中国と米国の反対を追い風とする国民党による妨害だった。

今回の公民投票は次の二本立てで、ともに五〇%の投票率に及ばず不成立に終わっている。

!)「台湾名義による国連加盟」(台湾は国際社会の孤児。台湾の国民意志を強烈に表明し、台湾の国際社会での地位および参加を高めるため、政府が『台湾』の名義で国連に加盟することに同意するか?)

投票率   35.82%
同意する  552万9230票(94.01%)
同意しない 35万2359票(5.99%)

!)「中華民国またはその他尊厳ある名称による国連復帰」(実務的、弾力的な戦術で、中華民国名義または台湾名義、あるいはその他の参加可能かつ尊厳ある名称で、国連の復帰およびその他国際組織の加盟を申請することに同意するか?)

投票人数: 35.74%
同意する  496万2309票(87.27%)
同意しない  72万4060票(12.73%)

前者の「国連加盟を巡る投票」は民進党の提案。後者の「国連復帰を巡る投票」は、世論の支持を集め、総統選挙では民進党に有利に働くであろう前者に対抗するため、国民党が提案したもの。「台湾」ではなく、世界に通用しない「中華民国」にこだわるのは国民党イデオロギーの反映だが、そこには投票を混乱させようとの策略もあったのだろう。

要するに国民党の提案は有権者対策に過ぎないものだった。実際に民進党は二つの投票を呼びかけたのに対し、国民党は事実上、二つの投票のボイコットを呼びかけた。そして何よりも中国への配慮を疑わざるを得ない。同党はすでに中国の傀儡になり下がっているのだから、それは当然のことなのである。

国民党は「民進党は公民投票の選挙利用を行っている」との宣伝を国民党系メディアが大々的に行った。同党の有力者たちも「投票用紙の受け取り拒否」を宣言した。仏教徒に影響力の大きい星雲大師は「投票には世界中が反対している。外交上、かえって不利になる」との声明を出した。「復帰投票」馬英九も「受け取り拒否を尊重する」などと言って、暗にボイコットを奨励した。

■国民党に騙され、脅され続ける台湾の有権者

その結果、どうなったか。多くの有権者が国民党の宣伝を鵜呑みにし、あるいはその指示に従って投票のボイコットを決めただけではない。各地の投票所では選挙管理委員が国民党のために行動した。国民党独裁時代以来の社会底辺に対する同党の影響力が、ここで遺憾なく行使されたのだ。

投票所では総統選挙と二つの公民投票の合わせて三枚の投票用紙が手渡されるのだが、私のある友人は選挙の投票用紙だけを渡されたので、それを投じた後、外へ出て委員に公民投票の用紙はどこで受け取るのかと尋ねると、「『公民投票の用紙をくれ』と言わないかぎり渡さない。一度出た以上は投票所に戻ってはダメだ」と言われたそうだ(その人は強く抗議して最終的には用紙を受け取った)。

その他、委員が公民投票の投票箱を見えにくい場所に置くとか、「公民投票用紙は受け取らなくてもかまわない」「投票しなくてもいい」と声をかけるとか、そのような各地の不正状況が「自由時報」の地方版によってずいぶんと報道されていた。「用紙を受け取らなくていい」との声がけは、「それを受け取ることは、国民党を支持しないと言うことだ。村八分に遭いたいか」との圧力になるケースも多い。多くの地域では今でもこのような圧力が有効なのだ。このような行為が公然と、しかも組織的に行われ得るのは、司法もメディアも国民党の息がかかっているからだろう。

二つの公民投票は民進党支持者の投票によるところ大だろう。それぞれの「同意」票数は総統選挙での民進党候補への投票数544万5239票に近い。選挙優先の国民党のボイコットは大きな効果を上げたのだ。

世論調査からもわかるように、有権者の七−八割は「台湾名義での国連加盟」に賛意を示していた。当然だろう、国連加盟に反対する人間などほとんどいない。むしろそのようにして国際社会の一員になりたいと誰もが願っているのだ。

ところが騙し、脅しでその願望表明を遮ったのが、中国ではなく、その傀儡である国民党だった。そのようなものの悪意に躍らされるところに台湾人の意識の低劣さがあるのだが、それもこれも敢えて言えば、国民党独裁時代の愚民教育、愚民支配のためである。民主主義国家は国民が支え、守るものであるとの意識がまだまだ根を下ろしきれていないのだ。

悪むべきは国民党の中国人勢力である。そのお陰で台湾人は「台湾は国家ではなく、国連加盟の資格はない」と国際社会に対して自ら宣言してしまったのだ。

当日台湾でテレビの開票中継を見ていた私は、「公民投票の投票率はきわめて低い」とのアナウンスに、予測していたこととは言え、大きな絶望感を味わった。

■チャンスを失った台湾・チャンスを作るべき日本

米国も日本も台湾海峡の現状維持を守るとの見地から、今回の公民投票には反対、不支持を表明した。だがこの投票は台湾と中国は別々の存在であるとの「現状」を世界に表明するはずのものだった。だから日米が反対するべきは、台湾併呑のために一方的に軍備拡張を行う中国の「現状破壊」の姿勢だったのだ。

米国は台湾が中国に併呑されようと、自国が戦争に巻き込まれなければそれでいい。だが日本の場合、そのような事態となれば自国の安全と独立が脅かされることになる。だから台湾がすぐには国連加盟はできなくても、各国から主権国家だと認知され、中国の台湾への動きが国際社会に監視下に置かれれば、それだけで日本の国益に適うのだ。そして今回の公民投票はそのチャンスだった。中国があそこまで投票の成立を恐れたのは、本当に今回が台湾にとっても日本にとってもとても大きなチャンスだったからだ。

台湾の法規定により、今後三年の間、同じテーマでの公民投票は実施できない。いやこのままの形勢だと、五年後も十年後も無理かもしれない。なぜなら中国の力は今後、さらに大きくなる可能性が高いからだ。

これまで台湾海峡の平和は米国が守り、その恩恵を受けてきたのが台湾と日本だが、今後は米中共同管理の下に置かれるとなれば、日本にとってこれほど不安なことはないはずだ。中国に媚び諂い、台湾に冷淡であり続けてきたツケが、これからいよいよ回ってくることになるのではないか。

そこで「座して死を待つ」わけには行かない日本にとり、これからとるべき戦略の一つが、台湾の国連加盟への支持表明である。「主権国家である以上、資格あり」「中国の一部ではない以上、資格あり」と国際社会に訴えるのだ。「中国による台湾統一は台湾併合、対外膨張だ」「中国の内政問題ではない。世界はこの問題に介入を」と警鐘を鳴らすのである。

もちろんその時、中国からは「日中関係を覆す気か」と恫喝されることになるだろうが、それなら「我が国は台湾を中国の一部であるとは承認していない」と返せばいい。さらには「貴国は『台湾は日本から返還された』としてその領有権を主張するが、我が国は台湾を放棄しただけで、貴国に返還などしていない」と主張すればいい。

もし国が動かなければ、先ずは国民の側から動くのだ。

このように日本が中国覇権主義に待ったをかければ、世界の民主主義勢力は、あるいは同じく中国の脅威に怯えるアジア諸国は、そして何よりも台湾の人々は、必ず日本の動きに共鳴することだろう。日本が「台湾返還をしていない」と証言するなら、その真実を前にして各国も「一つの中国」を受け入れることはできなくなる。

このようにして初めて台湾は、中国の併呑から免れるのではないだろうか。だからこれからは台湾ではなく、日本が動くべきなのだ。すでに台湾にチャンスがないのなら、次は日本がチャンスを作ればいい。
メルマガ「台湾は日本の生命線!」 登録・バックナンバー
http://www.melma.com/backnumber_174014/ 

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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

運動拡大のため転載自由 

ご意見等: mamoretaiwan@gmail.com 

「道徳」を子供に教えることの必要性については、今更縷々述べるまでもないことであるが、巷間指摘されて久しい「親学」はどうしても必要な問題である。

この実例を見て、ここまで大人が堕落したのか、善悪の判断もつかないのか、個人主義教育の成れの果てが如実にでている。

「中教審」「文科省」に任せるとろくなものにならない見本である。
吾々がしっかりと発言することの重要性も理解できる。

モンスターペアレント実態赤裸々 無理難題と理不尽全18例掲載
2008/4/12

(J−CAST 2008/4/12)

 http://www.j-cast.com/2008/04/12018756.html


コメント
無理難題や理不尽な苦情を次々と保育所や幼稚園、学校に突きつける「モンスターペアレント」たち。富山市は実際に起こった事例をまとめた「保育所クレーム対応事例集」を2008年3月に発行した。そこには常軌を逸したクレームの数々が載っている。18の実例をすべて掲載する。

●子供と親の分、保育所で朝食を用意して欲しい
「仕事で忙しい親が多く、特に朝は出勤や保育所へ登所する子供の準備で忙しいので、子供の朝食と大人の朝食を用意して欲しい。食べた人が実費を支払えばいいのではないだろうか。ぜひ検討して欲しい」
「また、保育所で汚した衣類は保育所で洗濯して元通りにして返して欲しい。保育料も税金も払っているのだから当然ではないだろうかと投書箱に意見として入っていた」
●写真撮るときには、背の低い子供の並べ方に配慮して
M男(4歳)が、節分の手作りお面を手に持ってクラスの友達と写したスナップを持ち帰った。ところが小柄なM男の隣にクラスの中で一番背の高いT男が並んで写っていたため、M男の背の低さが強調されていて「M男が背の低いことを気にしているのに、子供を並べて写真を撮るときの配慮に欠けている」と、母親から市役所へ苦情が入った。

●保育料も、教材費も、遠足のバス代も払わない
生活に困っている様子もないのに、1年近く、遠足のバス代や、教材費の集金・保護者会費・保育料などを支払わず、お金にルーズな保護者に、しびれを切らした担任が、「集金をお願いします」と支払いを促すと、感情的になり「あの先生嫌いだ、換えて欲しい」と所長に訴えてきた。

●会社に遅刻するからオムツ替えは保育所でやって
生後9カ月の子供が、保育所に向かう車の中で大便をした。車の中でのオムツの交換は危険。保育所に着いてから母親自身が取り換えると会社に遅刻しかねない。「保育士がいるのに、なぜ保護者がオムツを交換しなくてはならないのか」

さらに、「ある朝、時間がないことを保育士に伝えたら、みなさん、オムツ換えをしていかれるんですけど・・・と言われた。オムツの取換えのために会社を遅刻し、処分を受けた場合には、市や保育所に賠償をもとめることができるのか、また、遅刻証明書など法的に効力を持つ証明書の発行ができるのか」と連絡帳に書かれていた。

●水筒に名前入れると「ネットオークションに出せなくなった。弁償して」
遠足当日の出発前に、A児(5歳)の水筒に記名がなかったので、保育士が急いで水筒の下のほうに油性マジックで小さく名前を書いて出かけた。

翌日、保護者から「あの水筒は、東京にしか売っていないブランド品だった。この後、インターネットオークションにかければ、よい値で売れる商品だったのに、名前を書かれては出品できない。弁償してもらう」という電話があった。

所長が担当者と共に、水筒に無断で記名したことを詫び、「マジック消しで消すなど対処をさせて欲しい」とお願いしたが、「そのようなことをしても、汚れてしまったものは商品にならないし販売予定額もオークションにかけてみなければわからない」と不機嫌な返事だった。所持品について保育所の考え方を話したが、「A児は、自分のものはよくわかっているから名前を書く必要はありません」と言い、理解してもらえなかった。ブランド名・販売店については「当時の店はなくなり、入手方法はありません」との返事だった。

●被害妄想の強い母親「保育士がうちの子を後ろから突き倒した」
ある日の登所時、園舎の玄関前に乗り入れた車が母親の所有者かを確認し、送迎時の車の駐車は園児の安全上、園庭フェンス側に縦列駐車の協力をお願いした。これが発端となり、以来「保育士がうちの子を後ろから突き倒した」「脇腹に長く爪の痕があってびっくりした」「お昼寝しないで友達と2人で遊んでいて先生に叱られ、首をチョップで叩かれたらしいですね」など、事あるごとに、母親の思い込みによる保育所や保育士への不満を訴えるようになった。ある時、「持ち帰った写真が傷だらけ(一般的には傷とは判別しにくいもの)になっていた。そんな写真は、気持ちが悪いので取り替えてもらいたい」と言ってきた。

●夜遅くまで起きているのは、保育所のせい
1歳の誕生日を迎えた女児の母親が、「夜なかなか寝ず遅くまで起きているのは、保育所で好きなだけ寝かせているからではないか」と言ってきた。担任は、午睡の長さや時間帯、日中の休息の必要性などを説明したが、なかなか理解してもらえず、「夜早く寝かせたいので、午睡時間は1時間にして欲しい」と要望してきた。その後、保育所では、女児が熟睡していても、起すことにした。

数日後、起されている時の不機嫌な女児の様子を母親に伝えると、母親は「午睡時間を短くしてもらっても、子供が夜遅くまで起きている。夜遅くまで子供に付き合っていると、働いている自分の体が休まらないので、保育所での午睡はなくして欲しい」と言う。

●「なんで救急車呼ばんかったか!」父親が怒鳴り込む
A子(5歳)が、ズックが脱げかかりその拍子にころんで机の角にぶつかり、眉の横を切った。その日は新しい大きいサイズのズック(ぶかぶかであった)に替わったばかりだった。母親に怪我の状態を連絡し、希望の病院へ職員が連れて行き、母親にも直接病院に来てもらう。2針縫う処置だった。

翌日に父親が「なんで救急車呼ばんかったか!」と怒鳴り込んでくる。

「頭の中に傷が残ったらどうする。MRIを撮れ!」などと電話や直接来所して大きな声で脅すように言うので担当医師と面談してもらった。医師に対しても「傷が残ったらどうしてくれるんだ」と怒鳴った。保育所に対しては「●月●日まで文書で回答せよ」と迫る。

女性ばかりの職場であるので大きな声で怒鳴られると職員も怯え、ますます要求がエスカレートしてきた。

●「牛乳はよくない。冷たいジュースも」給食食材に異常な要望
育児休暇明けで入所したS男は、核家族で、母親は不規則勤務を伴う看護職。父親の育児参加不足に不満を持ちながら育児不安を抱えている。S男の皮膚のカサツキや発赤が気になり、水分補給や軟膏塗布など、入所時に母親から入念な要望があった。

入所と同時に、1歳児になったS男だが、整腸機能がすぐれない日が多いことを母親は異常なほどに気にしている。そのため、家ではあわ・ひえ入り玄米を2時間かけて炊飯しているとのことである。また、食物アレルギー(卵・小麦)もある。

一方、S男の成長に伴い摂取する食品数が増えてくるにつれて、食品に対する母の不安が増し、母親の自己判断で、「牛乳はよくない、代替として市販の豆乳を持参するので、それを飲ませて欲しい」「冷たいジュースは下痢になるので、常温に戻して引用させてくれ」など、保育所に対しての要望が多くなり、保育所で対応できる範囲を超えるようになった。

●ケガしたら弁護士に相談
保護者から連絡帳に「登所時、保育士が他の子を抱いていて、A男(1歳)が非常口を出入りしているのに気がつかないでいる。ケガでもしたら弁護士に相談するつもりです」と書かれていた。

●ブランド品の下着、「名前は入れたくない」
3歳児のA子が午睡時おねしょをしたので、汚れた下着は水洗いし、袋に入れておいた。延長保育を終え、帰る時、通園かばんの横に置いてあった袋がなくなっていた。その日は誰か間違って持って行ったかもしれないと謝り、明日探しますと伝えた。次の日、同じような時間に迎えにくる保護者に聞いたり、保育所のいろんな所を探したが見つからなかった。そのことをA子の母親に伝えて謝り、引き続き探すことを伝えてところ「我が子の着ている物はブランド品で高価なんです。どうしてくれるんですか。今までも何度か物がなくなったことがあるが、保育士が探すと言っても出てきた例がない」と強い口調が返ってきた。

日頃から、保育所は集団生活なんで持ち物には名前を書いて欲しいと何度も伝えていたが、「高価な物だから名前は書きたくないし、名札もつけたくない。それに名前を書いてしまったら、後で売れないからいやだ」と拒否されていた。

●前に病院でもらった薬を飲ませて欲しい
A子(3歳)の母が風邪薬を持参し、昼食後にA子に飲ませて欲しいと申し出る。薬は約1カ月半前のものであり、また、いつ・どこの病院でもらった薬であるか確認すると、以前同じような風邪の時に処方してもらった薬であるとのことだった。

今回の風邪では受診していないとのことだったので、薬の処方については医師の指示を受けて欲しいと依頼する。すると、母親は「前と同じ風邪の症状であり自分の判断で薬の服用を頼んでいるのに、なぜ飲ませてもらえないのか」と声を荒立て強く訴える。保育所で薬を与える場合には、医師の指示などを記載した「くすり連絡票」を提出してもらい、その内容に従い保育士が保護者に代わって薬を与えることを話し、理解を求めたが、なかなか理解してもらえない。

●「アレルゲン食品を与えたのではないか」と邪推
食物アレルギー疾患(乳製品)の3歳児の母親から、「帰宅後腹部と背中に発疹があったので病院へ行こうと思っているが、給食での状況はどうだったか、乳製品を食べさせたのではないか」と、電話で立腹した口調で、問い合わせがあった。

調理員、担当保育士に下記の事項を確認し、母親に伝えた。

・調理過程・盛り付け時に除去は確実に行われていたか。
・担当保育士は、間違いなく専用の食事を配膳したか、また他の子のものを間違って食べたかどうか確認をすることができるか。
・おやつの食品分析表を確認していたか。
一方、保育士は朝一番のオムツ換えの折に、腹部と背中の一部に赤い発疹を認めており、昨日一昨日の週末にできたあせもだろうと思っていたが、保護者はこのことにはあまり触れず、病院での受診結果を聞かせてくれるよう依頼した。

●家まで来て謝罪しろ!
保育室の片付け・清掃活動の時間帯に5歳男児が、遊具棚にぶつかり、歯茎から血がにじみ歯にぐらつきが生じたので、母親の了解のもと嘱託歯科医で受診した。医師は「以前にも打撲している歯なので、少しぐらつきがあり、再度ぶつけると折れる恐れはあるが、永久歯への影響はない」と診断した。そのことを保護者に伝えると、母親は納得してくれたものの父親は、「血が出て痛い思いをした子の家へ謝罪に来ないのか」と立腹する。「教員の姉は、学校で怪我をした場合、謝罪のため家庭訪問をすると言っていた」など、不満を言う。父親が嘱託医の対応には不信感を抱いているようなので、矯正小児歯科医への受診を勧め、所長も付き添い受診する。

●「うちの子供が嘘をつくわけがない」と保育士解雇を要求
C子(2歳)の母親から「うちのC子に対して、担任のB保育士が『ブサイク!』と言うとはどういうことですか?家に帰ってC子が私に言いました」と相当な剣幕で苦情を告げてきた。B保育士に確認したところ、当然ながら、そのような事を言ったことはないとのことだったので、その旨を丁寧に説明したが、「うちのC子が嘘をつくわけがない。こんな担当ではうちのC子がかわいそうだから換えて欲しい」と要求された。また、次々と保育士の対応の悪さを取り上げ、そのたびごとに保育所玄関先などで声高に抗議し、子供を欠席させている。現在では、子供を退所させると息まき、B保育士を辞職させるよう求めている。

●母親の精神不安定、「保育所側のせい」
ある時、C子の父が勤務先から帰ると、母親が泣いていた。事情を聞くと、我が子が同じクラスのB子の手を噛んだことを担任の保育士から聞かされた。母は謝ろうと思い、B子の家に電話をすると、なぜか、既に相手は誰に噛まれたかを知っていた。幸い「気にしないで・・・」と言われたのだが、その保護者とは、今まで仲良くしていた相手なので、それ以来気に病んでいる。

父親は、「我が子も噛まれたことはあるのに、謝ってもらったことも、誰に噛まれたかも教えてもらっていない。人によって保育所側の対応が違う。母親の精神状態が不安定のままよくならなかったら、保育所のせいなので、●●に知った人がいるからそこに市と保育施設を訴えたい」と言った。

●保育所でシラミもらったに違いないと信じ込む
4歳女児がまつ毛にシラミの卵があったことを知って、その母親が、「これは、きっと保育所で誰かにうつされたに決まっている!」と保育所に訴えてきた。そのとき、以前から、時々保育所で小さいケガをしていることが多いとして、そのことも同時に訴えてきた。

●我が子が友達からいじめられている!
「A子が腕に傷を負ってきた。同年齢のB男に、時々、何もしないのに引っかかれたりいやなことをされるので、『こわい』と言っている。進級の時にクラスを替えてほしい。それまでは、保育所を休ませたい。要望が受け容れられないなら、転所も考えたい」
保育士はA子が休んだきりで怪我の状況も確かめようもなく、とにかくB男の生活や友達関係を注意していくようにし、そのことを保護者にも伝え、A子を登所させて欲しい旨を話したが、下の子は登所させるものの「A子は休ませる、元気でやっているから心配しないで欲しい」と言われる。