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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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【論説
「台湾との平和統一」はただちにわが国の脅威となる ■本稿はSAPIO(2008年4/9号)の特集「世界の火薬庫はこんなにある」における拙文の転載です。
台湾を手中にすれば中国はいよいよ太平洋の覇権を狙う
中国のいう「台湾との平和統一」はただちにわが国の脅威となる
台湾研究フォーラム会長
永山英樹
今年3月の米国防総省の報告によれば、台湾に向けられた中国の短中距離ミサイルはすでに1000基以上となる。これらはいついかなるときに発射されるのか。
中国は「台湾が独立したとき」「外国勢力が台湾に干渉したとき」「台湾統一交渉再開の無期限延期をするとき」そして「台湾島に動乱が発生したとき」という。昨年8月、胡錦濤中国国家主席が「軍の仕事は即ち台湾解放」と!)本音!)を初披露したように、中国は台湾と戦うためには「いかなる代償も惜しまない」ことを繰り返し強調している。
ちなみに台湾攻略作戦の最重点は米空母の介入阻止だ。もちろん後方支援の自衛隊も攻撃目標である。
だから中国が「台独(台湾独立)」として警戒し、トラブルメーカーと宣伝する陳水扁総統の動きに、日米は顔をしかめてきた。
「対中宥和」を進める国民党政権か、台湾人のアイデンティティを強調する民進党政権か、総統選挙にも熱い視線が注がれた。だが、その結果を見るまでもなく、今後、台湾が中国傾斜を強めることは間違いないだろう。今年1月の国会選挙で大敗を喫した民進党も、国民党との妥協なしには政権運営をなしえない状態となる。台中の経済的な結びつきは、すでに切り離すことができないほど強くなっている。
台湾が対中宥和に傾斜することは、中国が経済交流など統一戦線工作を通じて台湾の政党、マスコミ、世論の懐柔を進めてきた成果である。これまでの執拗な反陳水扁宣伝(台独への恫喝)の目標も、じつは「平和統一」にあるのである。反陳水扁宣伝の受益者は国民党だ。
国民党は「聯共制台(中国と組み台独を制す)」を推進し、同党が打ち出す中国との平和協定、共同市場の構想は、どれも「一つの中国」の原則、つまり台湾の国家主権の放棄
を前提としている。
反陳水扁宣伝は国民党への選挙支援であり、国民党政権となれば「平和統一」へ向かうだろうとの算段だ。
中国がこのまま台湾を併呑することが東アジアの安定となるのだろうか。
もし、中国が台湾を併合し、そこを軍事基地とする中国海空軍の強大な脅威を受けたら、日本の安全はどうなるのか。
台湾の東部海域や台湾海峡を通過する船舶は年間約25万隻だが、そのうち日本の船舶
は約10万隻で、6分間に1隻の割合でこれらの海域に入っている。もし、そこの封鎖を仄ほのめかされれば、ただそれだけで中国にはモノが言えなくなるだろう。日米同盟の解消要求でさえ抵抗しがたくなる。
海洋を制覇して「中華振興」を目指す中国は、すぐに南シナ海を勢力下に収め、東シナ海への進出も着々と進めている。その中国の次なる狙いは太平洋への進出だ。台湾は中国にとって太平洋を守る日米防衛ラインの突破口なのである。
台湾人は主権放棄など無論望まない。だが、それでも国民の多くが対中宥和に期待してしまうのは、対中防衛の後ろ盾のはずである日米両国が、親中・反台姿勢を強めていることが大きく影を落としている。つまり両国は最前線の!)砦!)の人々の自信と士気を奪っているのだ。
日本と米国にとって台湾は「守れば火薬庫、捨てればなお一層の火薬庫」なのである。
「台独」勢力が消滅に向かい、台中関係が「安定」するのは危険な兆候だ。やがては台湾の島自体が中国の不沈空母、対日前進基地となりかねない。
台湾
面積:36,000㎢
人口:2295万人
主要都市:台北、高雄市民族:漢族、原住民族
概要:東アジアの西側に在る台湾島を中心とした地域。1895年から1945年まで日本の統治下にあったが、第2次世界大戦終結後、中華民国が占領。1949年に中華人民共和国が成立し、以来「中国を代表する正統な政府」をめぐる対立が続いていたが、現在台湾側は中国とは異なる主権国家としての道を歩んでおり、中国側はそれを「台湾独立」の動きとして警戒している。
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