老兵の独り言

八尾市をはじめとする全国での左翼情報チェックと真正保守の陣営拡大を願っています。 国連をはじめとする人権条約を基礎とする国内法の点検と法破棄運動も行っています。

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加地先生の「正論」大賞受賞に際して皿木論説委員が一文を寄せておられます。
含蓄のあるお話ですので、ご紹介します。


◆「無用の用」を知ってこそ

 (産経 2009/4/23)


【風の間に間に】論説委員・皿木喜久


 論語、儒教研究の第一人者で、「正論大賞」を受賞した加地伸行氏は京都

大学文学部出身である。中国哲学史を専攻された。



 その中国哲学史と中国文学、それに東洋史という3つの部門の中国研究を

ひっくるめ、かつて「支那学」と呼ぶことがあった。



 京大の「支那学」は、その創始者とも言える狩野直喜以来、文学の倉石武

四郎、吉川幸次郎、小川環樹、東洋史の宮崎市定、貝塚茂樹といったそうそ

うたる学者を生んだ。世界に冠たる「京都支那学」を築いたのである。



 中でも高くそびえ立っていたのが吉川幸次郎氏だった。学問の水準はもち

ろん、その話しぶりや弟子との接し方まで、すべてに風格があった。「泰斗

(たいと)」と呼ぶにふさわしかった。こんな話もある。



 昭和40年代の初め、京大の新入生が講義を待っている教室に仲間の一人

が飛び込んできた。



 「おい、きのう吉川幸次郎を見かけたぞ」

 「すごいな。どうしていた」

 「いや、歩いてた」

 吉川氏が散歩していたというだけで、学生たちには「ビッグニュース」に

なったのだ。



 加地氏も講座の壁を越えて吉川氏に師事し、論語を学んだ。



 日本と中国との国交が回復し、台湾と断交した昭和47年、加地氏はそん

な流れに逆らって台湾に留学した。そのとき、吉川氏から励ましの漢詩をも

らった。



 その中の「孤剣向蒼梧」-孤剣もて(抱いて)蒼梧(そうご)(南方の地)

に向かふ-から今も「孤剣楼」と号している。加地氏が著書『〈教養〉は死

んだか』で明かしている思い出である。



 「支那学者」だけではない。かつての京都は、田中美知太郎、桑原武夫、

会田雄次、今西錦司、湯川秀樹といった「学の巨人」たちであふれていた。

そんな「碩学(せきがく)」にあこがれ、京大などの門をたたく学生たち

も多かった。



 だが今、その京都から、いや日本中から「碩学」が姿を消そうとしている。

教養と風格とを備えたスケールの大きな学者にめっきり出会えなくなった気

がする。



 大学が変質した。国立でも私大でも、教授は学生の就職先を探したり、経

営の一端を担ったりで、じっくり学問する余裕がなくなった。そう嘆く声も

ある。



 だが本質的には現代の日本人が「無用の用」を知らなくなったためと思え

てならない。



 「無用の用」は古代中国の「荘子」が出典だ。世間の役には立たないよう

な学問や情報が、別の場面で役立つという意味だ。



 文学も哲学も歴史も物理学も一見「無用」の学と思える。しかし田中氏や

会田氏らはかつて、本紙「正論」などで現代政治や文化に深く切り込んだ。

それは専門の西洋哲学やルネサンス史といった「学問」が根本にあったから

にほかならない。「最後の泰斗」といえるような加地氏の現代中国批判もま

たしかりだ。



 加地氏は著書で「かつての京都大学には…無用の用を知れという雰囲気が

あった」と振り返る。



 だが今、大学に入る若者たちは就職に役立つ「有用」の学ばかりを求め、

教える側もそれに応えようとする。「無用の用」を知らない。これでは「泰

斗」も「碩学」も育たないのだろう。



 むろん、みんな学者を目指すべきだと言うのではない。だが実社会に出て

初めて「無用の用」に気づき、なぜもっと学ばなかったかを悔いることは多

いのである。

 
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